アミガサタケ
【漢字】編笠茸、羊肚菌
【英名】Morel
【学名】Morchella esculenta
一風変わった形状のカサを持つアミガサタケ。
きのこに不慣れな人からは奇妙な形に見えるようで”気持ち悪い”と言われる事もしばしば。
しかし見慣れてくるとどんどん可愛く見えてくるから不思議です。
きのこにあまり出会えない冬の時期を越えやっと生えてくれる”春のきのこ”なので、初物のアミガサタケに出会った時のトキメキと言ったらもう・・・!
春になるときのこ好き達がソワソワし始めるのはそんな理由なのです。
アミガサタケとは
アミガサタケは春に見られるきのこです。
時代劇などで虚無僧がかぶっている編笠(あみがさ)に似ていることからアミガサタケという和名が付きました。
日本では馴染みがありませんが海外ではMorel(モリーユ)と呼ばれ人気食材です。
一口にアミガサタケといっても数種類あり、黒くてカサが尖っているトガリアミガサタケ、黄色っぽいアミガサタケ、チャアミガサタケなどがあります。
乾燥モリーユ
アミガサタケは乾燥品も市場流通しています。
乾燥しいたけのように戻し汁を活用することでアミガサタケの風味が味わえます。
ただし、輸入のアミガサタケはそれなりに高級品です。
家庭用の乾燥機で乾燥することも出来るのでたくさん採れたらぜひお試しください。
アミガサタケは中が空洞なので比較的簡単に乾燥できます。
網で干しても十分。
自家製乾燥アミガサタケ。
きのこ盆栽『アミガサタケ』
きのこ盆栽家、渋谷 卓人さんが作ったアミガサタケ。
よく『本物ですか?』と聞かれますが、きのこ盆栽はリアルな粘土作品です。
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幼菌
トガリアミガサタケの幼菌(ようきん)。
わらわら群生していました。
こちらは黄色いアミガサタケの幼菌。
神社の境内に発生していました。
きのこグッズのアミガサタケ
リアルなガチャガチャで人気のネイチャーテクニカラーさんのきのこソフトストラップシリーズ。
第3段にトガリアミガサタケが入っています。
ベルギーのきのこトランプ。
作家さんに目の前で作ってもらったアミガサタケのハンコ。
むふふ、きのこのシロでアミガサタケハンコ作ってもらいました。 pic.twitter.com/pfdMlwbg81
— つゆきのこ(露木 啓) (@tsuyu_kinoko) September 29, 2019
アミガサタケのグッズはあまり見かけないので、見つけるとついついほしくなっちゃいます。
アミガサタケ料理
日本ではあまり食べられてきませんでしたがアミガサタケは美味しい食菌です。
歯切れが良く濃厚な旨味と香りで、クリーム系の料理によく合うと言われています。
また、和食にも良く合いました。
こちらは乾燥アミガサタケの戻し汁を使った炊き込みご飯。
きのこの香りが立って上品な味に仕上がりました。
おにぎりにするとさらにアミガサタケの旨味が感じられます。
乾燥アミガサタケを使った中華風のお吸い物。ものすごい風味!
アミガサタケの定番料理といえばクリーム煮。
≪アミガサタケを使ったレシピ≫
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