ベニテングタケ
【漢字】紅天狗茸
【英名】fly agaric
【学名】Amanita muscaria
白樺と共生関係にあるベニテングタケは、私の住んでいる神奈川県では見ることが出来ません。
ある適度標高の高い山にいくか、長野県、北海道などにきのこ遠征に行った時だけに出会う事ができます。
そんな機会は年に数回だけなので、それだけに出会えた瞬間のトキメキといったらもう・・・
トップの写真は富士山で出会ったとびきり美人なベニテングタケ。
まるで童話に出てきそうな佇まいでした。
ベニテングタケとは
ベニテングタケは赤いカサに白い点々模様のあるきのこです。
その可愛らしい見た目からとても人気があり、きのこグッズのモチーフになったり童話や絵本、ゲームなどにも頻繁に登場します。
海外では幸運のモチーフにもなっているそう。
そんな可愛くて人気のあるベニテングタケですが実は毒きのこ。
イボテン酸という毒を持ち食べると嘔吐や腹痛、幻覚症状などを起こすといわれています。
3つ並んだベニテングタケ
富士山でベニテングタケが3つ並んで発生していました。
右から幼菌、成菌、そして雨でイボ(カサの白い斑点)が洗いおとされた子の3種類。
それぞれ別のきのこみたいに見えますね。
北海道のベニテングタケ
北海道ではたくさんのベニテングタケに出会えました!
この子は一番カサが大きかったのでiPhoneの計測アプリで測ってみました。
なんと直径21センチ!
きのこ盆栽『ベニテングタケ』
きのこ盆栽家、渋谷 卓人さんが作ったベニテングタケ。
展示しているとよく『本物ですか?』と聞かれますが、きのこ盆栽はリアルな粘土作品です。
濃緑のコケをバックに撮影。
≪関連記事≫
幼菌
こちらはベニテングタケの幼菌(ようきん)。
白い点々はカサを覆っていた外皮膜の名残で、雨にあたるとだんだん無くなっていきます。
この成菌(せいきん)は白い点々がほとんど無くなっていてちょっと見、美味しいタマゴタケと間違えそう・・・
見分け方は軸がオレンジだったらタマゴタケ、白色ならベニテングタケと覚えています。
≪参考記事≫
きのこグッズのモチーフに
リアルなガチャガチャで人気のネイチャーテクニカラーさんのきのこソフトストラップシリーズ。
当然アイドル的人気を誇るベニテングタケもラインナップされています。
こちらはLEDで光る魔法のきのこシリーズ。
見た目が可愛いので他にもたくさんのきのこグッズのモデルにも使われています。
みんなから愛されているのがよくわかります。
コメント